飲食マンを通じて転職者を募集している飲食店の“社長”へのインタビュー OWNER’S INTERVIEW

飲食を知らなかったことが探究心を生む!
接客はラーメンを美味しく食べるエッセンス!

株式会社オーファス代表取締役 小川 厚志

小川 厚志

高校卒業後、スーパーやデパートに勤務。父親の脱サラではじめたFCラーメン店にオープン半年後に入店。その後、FC脱退を経て、オリジナルの味にこだわり、豚骨ベースの「ラーメン専門店 小川」を1号店として構える。いまや行列のできる人気ラーメン店に成長。現在のれん分けを含めて10店舗を展開。

なぜ、飲食の世界に…?

今から思えば、ラーメン店をするなんて思ってもみなかったですね。ちょうど20年前に京王電鉄の運転手をしていた父が脱サラをしてはじめたFCのラーメン店がはじまりですね。当時は家族で反対していましたが、一度は諦めた経緯もあり、今回は会社も退社したあとだったので、応援するしかなかったです(笑)その頃は、私自身も父の背中を見て育ってきたこともあり、(京王の)運転手になるものだと思っていました。しかし、視力が悪く遭えなく断念し、大手のスーパーに就職しました。その後は職を転々とし、結果、父の勧めもありマルイに転職しました。ちょうどその頃が父のラーメン店開業のタイミングでしたね。
オープン景気もあり当初は賑わっていたお店も半年たたないくらいで閑古鳥が鳴いていました。私も仕事や人間関係で行き詰っていた時期で、いいタイミングかなと思い、私から「お店を手伝うよ」と父に持ち掛けました。まぁーお世辞にも美味しいとは言えない…それでいてフランチャイズなので、本部から送られてくるスープを希釈して使用するだけ。でも飲食の経験もない、そして致命的な話なんですが、ラーメンが好きではなかったんです(笑)

FC脱会…そして新たなスタートで不安は…?

FC脱会…そして新たなスタートで不安は…?

今でこそ、皆様に愛されるラーメン小川に成長しましたが、FCを脱会した頃は不安しかありませんでした。ただ、百貨店で学んだ「接客」を実践すれば“なんとかなる”と思いました。かなりの“自信”があったことを覚えています!その頃は、幸いにもお客様が少なかったので、ひとり一人のお客様と親身になってお話ができました。これこそが百貨店の接客術です。あまりにも(お客様に)入り込み過ぎて、次回来店されるときにはラーメンをオーダーせずに、「ビールと一品を注文…」まるで居酒屋みたいになってしまいましたね(笑)
そして、肝心の「ラーメンづくり」にも注力しました。イロハもわからないので、専門書を買いあさり、また繁盛店にアポなしで出向き、「ラーメンの作り方教えてください!」「厨房を見せてください!」と迷惑承知であちこちと行きました。そんな経験の中、作り上げたスープは、以前使っていた(FCの)希釈したものよりもまずかったことを覚えています(笑)でも、そうした努力がやがて実りはじめ、周囲からも「美味しくなってきた」とお声をいただき、豚骨ラーメンの小川が再スタートしていきました。

父から息子へのバトンタッチ

FC加盟して独自の1号店にたどり着くまでには約4年かかりました。その時に父から私
へ代替わりし、父が私のお店で働く、今までと逆の立場になりました。でも替わったとはいえ、店長と従業員の垣根を越え、父と息子の関係には変わりない反面、喧嘩は絶えず…でしたよ。

働く人たちの大切さを痛感…

働く人たちの大切さを痛感…

当初、父の他にはアルバイトさんに助けられました。まだ小さなお店だったので、なかなか満足のいく待遇は叶えられなかったです。そんな、ラーメン以外のことにも頭を打ち、悩んできたことは今になって非常に役に立っています。入社しては辞めの繰り返しも続いていたので、今思えば、私自身、自分を出していなかったなぁーと反省することがあります。
一時は社長業(裏方)に徹した時期もありましたが、味にブレがあったり、各店舗のマネジメントに格差が出たりと…。やはり、従業員と接する機会を増やし、私も腹を割って、考えや想いを直接伝えることが一番の伝達方法と気づきました。今は月1~2回ほど社員ミーティングをしています。会議室や店舗で行うのではなく、自宅に招き入れ、その後は飲み会をするんですが、持ち回りで食事を作ってきてもらっています。当然、仕事の一環ですから、勤務中に行ってもらいます。料理の内容はお任せで、食べながら、この味はどうだ!この味にアレンジしたこうなる!!みたいな料理を通じてコミュニケーションをとれる環境を作っています。また、毎日お客様は違えども、出社して退社するまでの仕事のルーティンが同じなので、他店や製麺所へヘルプに行ったりとスタッフに変化を付けさせる、飽きさせないステージを用意しています。

これからの会社のビジョンをお聞かせください?

多摩、神奈川エリアを中心に現在は10店舗を展開しています。各店舗に配送しやすい場所にセントラルキッチンと製麺所を持っています。この場所では20店舗分までの製造キャパシティがるので、都心を除く郊外に店舗展開していきたいですね。また海外進出も視野に入れているので、先ほども言った通り、スタッフが飽きさせない環境を提供していきます。
また、うちでステップアップ(ポジションたくさんあります!)も可能だし、3年働けばのれん分け制度の権利を獲得できるので、いろんな方面から楽しめる会社にしていきます。

COMPANY INFORMATION

会社名
株式会社オーファス
店舗名
「ラーメン専門店 小川」「しょうゆのおがわや」「小川流」
業態
ラーメン
エリア
橋本・町田・昭島・厚木など多摩、神奈川エリア
企業URL
http://www.ra-menogawa.com/index.html

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